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カソンケドゥンドゥンとは?

●カソンケドゥンドゥンとは●

カソンケ民族に伝わる、筒形、両側面ヤギ皮張りの太鼓。肩から下げたポジションで、柄がカーブした独特のバゲット(バチ)で叩いて演奏する。

クロッシュ(ベル)を手に持って演奏するのも特徴的で、奏者の動き、演奏する姿そのものも、一つの芸術となっている。

バゲット捌きにより様々な音色が出せるため、ドゥンドゥンが持つ「ベースリズム系の楽器」というイメージに留まらず、ニュアンスに富んだソロフレーズの演奏が可能である。

アコンパニュマン(伴奏)二台とソロというのがカソンケドゥンドゥンの標準的な編成で、本来はタンタンという大きな低音の太鼓と共に演奏される。

最近ではカソンケの村でさえも、演奏にジェンベが加わるようになってきているが、そもそもカソンケの楽器ではないジェンベは、カソンケドゥンドゥンと一緒に演奏されることはなかった。

低音で構成されるカソンケの曲には、ジェンベ中心の曲とはまた違った魅力があると言える。

(文責:ジャバテミネコ)
by khasso | 2007-03-08 13:41 | 音楽