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嗚呼、バマコ…

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(撮影:アフリカ屋・さわこさん)

TDF主催のワークショップツアー、『親方衆の至芸 Les Trio Malien』が、9月3日の目黒パーシモンホールでの公演『嗚呼バマコ』をもって、終了しました。

関係者のひとりとして、主催者のみなさまと、協力者のみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです。
みなさま、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

今回、私自身は東京での様子しか知らないのですが、大阪、福岡、熊本のワークショップにもたくさんの参加者があり、ライブの評判も上々だったと聞きました。

日本ではまだまだあまり知られていないマリの音楽ですが、その素晴らしさの一端を、TDFをはじめ関係者のみなさまのおかげで、今回広く一般に披露することができたことをたいへん喜ばしく思っています。

9月3日の目黒パーシモンホールでの公演は、これまでマリの音楽をご存じなく、「アフリカン」についてある一定のイメージを持っておられた方々にとっては、少なからず衝撃的だったようです。

「マリスタイル」とでも言ったらいいでしょうか。
単にわーっと盛り上がるのではなく、緩急強弱高低織り交ぜた、独特の世界。
「たった3人であれだけのことをやってしまうのか」という声を多く耳にしました。
そう、たった3人でやってしまうのです。しかもリハーサルなしで(笑)。

ダラマンは、国籍、民族、楽器の種類を問わず、あらゆるミュージシャンと、どんなジャンルの音楽でも、演奏できます。
けれども、ダラマンの音楽性を充分に引き出すのは、やはりマリの音楽であり、マリのミュージシャンなのだということを改めて感じさせてくれた公演でした。

『嗚呼バマコ』というタイトルは、おそらく思いつきでつけられたのだろうと推測しますが(笑、失礼)、一連のプロジェクトが終了した今、最終公演の余韻を味わいながら、バマコを知るものの口をついて出る言葉はこれしかないのではないか、という気がしています。

(文責:ジャバテ ミネコ)